帝国データバンク宇都宮支店は4日、料理品小売りのしょう和(宇都宮市江曽島町)が宇都宮地裁から破産手続きの開始決定を受けたと発表した。6月19日付。負債総額は約4800万円。

 帝国データバンク宇都宮支店によると、しょう和は2017年創業、20年設立。「日光醤油唐揚げ しょう和」の店名で、日光たまりしょうゆの使用を特色として打ち出し、豊富なメニューをそろえて来店客数を増やしていた。ラーメン店としての新業態、商業施設やイベントなどでの移動販売車による販売も展開し、ピーク時の売上高は約9千万円を計上した。

 しかし、同業他社の乱立による競合激化や、人手不足による営業時間の短縮・休業が続き、23年12月に事業を停止していたという。