香港の生徒(左)にツルの折り方を教える南河内小中の生徒

 【下野】香港の国際基督教優質音楽中学及(および)小学の児童生徒が24日、南河内小中を訪れ、同校の児童生徒らと一緒に授業を受けるなどして交流した。

 県が推進する訪日教育旅行事業の一環。香港の児童生徒は小学4年から高校1年までの28人で、日本のスポーツや文化について学ぼうと来日した。28人は皆サッカー部員で、23日には宇都宮市のチームとサッカー交流に臨んだ。

 授業前に行われた歓迎会では、南河内小中9年で生徒会長の伊沢(いざわ)りこさん(14)が英語で「皆さんに会えることをとても楽しみにしていた。下野市のことをたくさん知ってほしい」とあいさつ。続いて同校の生徒が市の特産物や名所、校内イベントなどを英語でプレゼンテーションした。

 香港の児童生徒はグループに分かれ、授業を体験。9年3組の授業では米国の歌手ブルーノ・マーズの曲を一緒に歌い、折り紙でツルを折るなどした。両校の生徒は英語で会話し、教室中に笑顔があふれた。

 南河内小中9年小島惇暉(こじまじゅんき)さん(14)は「香港の生徒と友だちになれた。英語を使って積極的に話しかけられた」。国際基督教優質音楽中学及小学5年蘇天楽(ソウティンロック)さん(11)は「日本の皆さんの英語が流ちょうで会話を楽しむことができた」と満足した様子だった。