県内における産業廃棄物の不法投棄

 県内で2022年度に確認された産業廃棄物の不法投棄件数は前年度比13・5%(13件)減の83件となり、2年連続で減少したことが16日までに、県のまとめで分かった。過去10年間で3番目に少ない数字となった。一方、不法投棄量は前年度(1026立方メートル)の約1・3倍に当たる計1392立方メートルに増加。10トン以上の不法投棄が6件発覚し、全体の投棄量を押し上げた。県は引き続き監視体制の強化を図るとしている。

 県資源循環推進課によると、県内の不法投棄件数は210件を数えた07年度以降、減少傾向が続いていたが、19~20年度に再び増加した。広域にわたる不法投棄が発生し、19年度146件、20年度177件に上った。