小町セット

 もつ煮、から揚げ、ギョーザ。人気メニューをいいとこ取りした「小町セット」は、食べ応え抜群で満足感が得られる定食だ。

 店の顔ともいえるもつ煮は、赤、白、田舎の3種類のみそを使用。厳選した豚モツをニンジン、タマネギ、ダイコンなどと約6時間じっくり煮込み、奥深い味わいを実現している。

 自家製ギョーザは、国産豚肉に地元産野菜、特製マー油、福島県産「伊達鶏」のがらスープなど、こだわりの食材で仕込んでいる。から揚げはしょうゆベースの味付けで、王道のサクッとジューシーな食感。どちらも主役級のおいしさだ。

 ご飯の種類は季節によって替わり、取材時に食べたのはショウガの炊き込みご飯。爽やかな風味でおかずとの相性抜群だ。日替わりの小鉢とコーヒーゼリーが付くのもうれしい。

 ことし1月の開店以降、安くておいしい定食屋として評判を呼び、毎日のように訪れる常連客も多い。就労継続支援A型事業所の店でもあり、おいしい食事を提供しながら社会貢献を目指している。店長の中村孝(なかむらたかし)さん(40)は「スタッフも一生懸命頑張っている。地域の人に来てほしい」と話している。

 ▼メモ 小町セットは千円▽大田原市本町2丁目2829の153▽営業時間 午前11時~午後2時半、午後5時~9時(ラストオーダーは8時半、日曜は昼のみ営業)▽定休日 月曜▽(問)0287・47・4998。