【さくら】玩具メーカー「バンダイスピリッツ」(東京都港区)によるプラスチックリサイクルに関する授業が12日、上松山小で行われた。ごみ処理の仕組みを理解してもらい、減量や再利用への協力を促すことが狙い。
社会科の授業「ごみはどこへいくの」の一こまを「プラスチックは生まれ変わる」と題して実施。4年生3クラスの計86人が参加した。
児童たちは、ペットボトルや食品トレーをリサイクルするために、洗って乾燥させ、専用のリサイクルボックスに分別するといった内容の動画を視聴。企業に限らず各家庭での取り組みが、持続可能な社会づくりに役立つことを学んだ。
その後、校庭に集合し、全長約9メートル、総重量16トンのトラックに装備された「マイプラスチックステーション」という機器でリサイクルを体験した。順番にトラックに上がった児童たちは、部品を外した後のプラモデルの端材(ランナー)を機械に入れると、再生され物差しへと変化する工程に驚いた様子だった。
岸颯太(きしそうた)さん(9)は「(ランナーが)あっという間に物差しになってびっくりした。家でも(分別などを)やってみたい」と話していた。