福田知事と市民らが意見を交わした元気フォーラム=8日午後、矢板市泉

 福田富一(ふくだとみかず)知事が県民と直接対話する「知事と語ろう!とちぎ元気フォーラム」が8日、矢板市泉の市泉きずな館で開かれ、市民ら74人が地域の抱える課題について福田知事と意見交換した。

 開かれた県政の推進を図る広聴事業の一環で、本年度2市町目。最初に知事が「地域の活力をどう高めていくか、皆さんと考え取り組んでいく。忌憚(きたん)ない意見を」とあいさつ。高校生団体「YAITA ALL DIRECTIONS(ヤイタ・オール・ディレクションズ)」のメンバー5人が自主イベントなどの活動を報告した。

 その後、事前のアンケートで関心が高かった子育て・福祉や防災などの話題で意見を交わした。福田知事は障害の有無にかかわらず、地域で共に学ぶインクルーシブ教育について「引き続き全ての学校で個に応じた指導、支援の充実を図っていく」、地域の防災活動は「防災士の方に協力してもらえることが非常に心強い。ぜひ『とちぎ地域防災アドバイザー』の登録をしてもらいたい」などと話し、理解を求めた。