東京商工リサーチ宇都宮支店と帝国データバンク宇都宮支店は6日、食料品販売を手がけるのぐちストアー(那須塩原市越堀)が宇都宮地裁大田原支部から破産手続きの開始決定を受けたと発表した。5月28日付。負債総額は約7300万円。

 東京商工リサーチ宇都宮支店によると、のぐちストアーは1975年設立。「のぐちストアー」1店舗を経営し、食料品や日用雑貨品などを販売していた。

 地域住民を中心に固定客を獲得していたが、大手スーパーの台頭などで売上高は徐々に低迷。近年は法人取引に注力し、食料品の卸売りも展開していたが、資金繰りは逼迫(ひっぱく)し、4月末に事業を停止していた。