買い物客に施錠の重要性などを説明する警察官ら=4日午前、宇都宮市陽東6丁目

 日本ロックセキュリティ協同組合が「我が家のカギを見直すロックの日」と定める6月9日を前に、同組合栃木支部と県警は4日、宇都宮市陽東6丁目のベルモールで広報活動を行った。

 同支部に加盟する鍵取扱業者と警察官ら約20人が、啓発チラシなど約800セットを配布。普及が進む電子キーなどの展示の他、解錠や施錠の体験も行った。

 県警によると、4月末までに県内で認知した住宅対象窃盗は164件。このうち約3割が玄関などから侵入され、無施錠のケースも目立った。

 同支部の荒川裕司(あらかわゆうじ)支部長(51)は「1ドア2ロックが基本。荒っぽい手口の強盗事件なども発生しており、施錠の徹底を改めて意識してほしい」と呼びかけた。