GESでスピーチする福田知事=24日午前、米インディアナ州(県提供)

 栃木県は27日、福田富一(ふくだとみかず)知事が21~26日の日程で訪米した結果を発表した。県の姉妹提携先であるインディアナ州で開催された「グローバルエコノミックサミット(GES)2024」に参加したほか、同州知事と面会しさらなる関係強化を目指すことなどを確認した。

 福田知事はGESのオープニングプログラムで登壇。同州との協定締結から25周年を迎えることを踏まえ「30周年に向けさらに友好関係を深めていきたい」などとスピーチした。エリック・ホルコム州知事らとの会談では、今後も友好関係の発展に取り組むことを確認した。

 県と学術交流促進に関する同意書を締結するパデュー大ではムン・チェン学長と面会し、交流継続を確認したほか、宇都宮大との交流促進なども要請した。

 ロサンゼルスではカリフォルニア州の県出身者でつくる南加県人会と交流。県人会の活動や本県進出企業の状況などについて意見交換したほか、本県のPRなどを依頼した。

 今回の訪米について、県国際経済課は「25年間積み上げてきた関係をさらに深めていくことを確認でき、多方面に対しても本県のPRを行えた」と成果を強調した。