とちぎ健康21プラン推進協議会が24日、県庁で開かれ、県の総合的な健康づくりの指針となる次期プラン(3期、2025~35年度)の目標値案約50項目を大筋で了承した。たばこが原因の慢性閉塞(へいそく)性肺疾患(COPD)による死亡率の減少や、十分に睡眠が確保できる県民の増加などを新たな項目に挙げた。
3期計画は現行同様、健康寿命の延伸と健康格差の縮小を基本目標としている。新たな目標値としては睡眠時間を6~9時間確保できる県民の割合を22年度の57・4%から32年度までに60%以上へ引き上げたり、COPDの死亡率を22年度の人口10万人当たり12・8人から10・0人以下にしたりすることなどを掲げる。
協議会は今後、目標値達成のための施策などを検討し、9月にも素案をまとめる。パブリックコメント(意見公募)を経て、24年度末までに計画を策定するとしている。