帝国データバンク宇都宮支店は17日、真岡新聞社(真岡市荒町3丁目)が弁護士一任で自己破産申請の準備に入ったと発表した。14日に弁護士一任を関係先に通知した。負債総額は約1億6千万円。
帝国データバンク宇都宮支店によると、真岡新聞社は1981年設立。週1回、タブロイド判の「真岡新聞」を発行し、真岡市や周辺の約6万世帯に配送していたほか、新聞折り込みなどで無料配布していた。
収入源は広告で最盛期は約千社と契約があったが、新型コロナウイルス禍の影響で契約や掲載頻度が減少。外注依存度が高く利幅が少ない運営が続き赤字決算が常態化し、債務超過状態にある中での広告収入減が響き、3月29日に事業を停止していた。