ボランティア(右)と一緒に日本語を学ぶ中国出身の親子=4月中旬、宇都宮大峰キャンパス

 外国の出身など日本語が不自由な人らの学びを支援しようと、宇都宮大で毎週水曜日に開かれている「多様な学び教室」が4月、開設から1年を迎えた。

 宇都宮市内で日曜日に開かれる自主夜間中学に通えない人たちの受け皿などとして、同大教員らボランティアが学習を支援している。今後は教室の周知にも力を入れる。国籍や年齢を問わず、さまざまな事情を抱える人が利用できる場として根付かせたい考えだ。

 「『めらめら』は、火が燃えている表現だよ」。4月中旬の夕方。ボランティアの男性が、中国出身の母子に身ぶり手ぶりを交えて説明した。