「ハラカド」で販売している商品を持つ飯島代表(左)ら=4月下旬、宇都宮市東宝木町

「ハラカド」にオープンした「TERAS」の店内(杉崎勝己さん撮影)

「ハラカド」で販売している商品を持つ飯島代表(左)ら=4月下旬、宇都宮市東宝木町 「ハラカド」にオープンした「TERAS」の店内(杉崎勝己さん撮影)

 宇都宮市で就労継続支援事業所を運営するTOMOS company(トモスカンパニー、同市松原2丁目)は6日までに、東京都渋谷区に開業した商業施設「東急プラザ原宿『ハラカド』」に、A型事業所の利用者が手掛けた刺し子の商品を扱う実店舗「TERAS(テラス)」をオープンした。注目の新施設でオリジナルブランドを販売。飯島亮(いいじまりょう)代表(37)は「利用者が楽しく作っている刺し子の素晴らしさや、価値を理解して購入してくれる人が多い」と手応えを感じている。

 同社は2015年、障害や難病のある人たちがものづくりを通じて生きがいややりがいを持ち、社会との接点をつくることを目指して設立。現在、市内に3カ所のA型、B型事業所があり、合わせて約60人が通所している。