出演者たちのサインを示す山本教彦さん、紀久枝さん夫妻

太平記館には主役の真田が着用した鎧兜が展示されている

オープンセットの航空写真(足利市観光協会などが来場者用に製作したパンフレットから)

大河ドラマにちなんで名付けた「太平記館」。足利学校や鑁阿寺に近く、市内の観光拠点になっている

出演者たちのサインを示す山本教彦さん、紀久枝さん夫妻 太平記館には主役の真田が着用した鎧兜が展示されている オープンセットの航空写真(足利市観光協会などが来場者用に製作したパンフレットから) 大河ドラマにちなんで名付けた「太平記館」。足利学校や鑁阿寺に近く、市内の観光拠点になっている

 現在放映中の「西郷どん」で第57作となるNHK大河ドラマ。名作ぞろいの歴代の中でも、1991年放送の「太平記」は評価が高い。室町幕府を開いた足利尊氏(あしかがたかうじ)(真田広之(さなだひろゆき))を主人公に、多彩な人物が歴史絵巻を繰り広げた。

 放送前年の秋、足利市寺岡町の旗川沿いに鎌倉や京都の町並みが出現した。1万5千平方メートルの河川敷に武家屋敷7棟をはじめ物見台、民家などが並ぶ。市観光協会が1億4千万をかけて整備した豪華なオープンセットだった。

 1年に及ぶ撮影期間中、近くの「地蔵そば」は休業し店内を出演者の休憩場所として提供した。店主の山本教彦(やまもとのりひこ)さん(77)は「名だたる俳優たちが店でくつろいでいた。最初は近寄りがたかったが、偉ぶるような人は誰もいなかった」と懐かしむ。

太平記館 1993年の開設時は撮影で使われた小道具などが並び、さながら記念館のようだった。現在も、尊氏役の真田が身に着けた鎧兜(よろいかぶと)が展示されている。無料の観光駐車場が整備され、地場産品の販売コーナーやレンタサイクルもある。(問)同館0284・43・3000。