【宇都宮】市が17日までに公表した2023年度の包括外部監査報告書で、市子ども部の事務事業に関して運営が不適切な事例や規定違反が認められる「指摘」は22件、改善の検討を促す「意見」は26件あった。このうち市の特別指導監査を拒否する認可児童福祉施設の事案については、「特別指導監査を拒否しているという重要な事実を市民に公表するべきである」と指摘した。

 同施設は保育士配置基準違反が疑われ、市は特別指導監査が必要と判断したが、施設側が園長不在などを理由に2度にわたり拒否したという。