災害時の外国人とのコミュニケーションや、関わり方について学ぶシンポジウムが3月中旬、宇都宮大陽東キャンパスで開かれた。宇都宮市まちづくりセンター「まちぴあ」と同大が主催。多文化共生に関心のある市民や外国籍の住民、同大の留学生ら約40人が参加した。
基調講演で同大留学生・国際交流センターの飯塚明子(いいづかあきこ)准教授は、日本で初めて災害を経験した留学生が多く、自治体が指定する避難所やハザードマップの認知度が低い傾向を説明。日本人学生や地元自治会関係者を交えた「留学生と防災まちあるき」の様子を報告し、防災に関する知識の習得や意識向上につながったと話した。