【宇都宮】慢性的な交通渋滞が発生している市中心部の競輪場通りを巡り、県は3日までに、道路拡幅工事の事業化に向けた測量に本年度、着手する方針を固めた。同通りのうち、大曽2丁目から今泉新町までの県道10号約2キロ区間を、現行の2車線(幅員15メートル)から4車線(同30メートル)に整備する。県宇都宮土木事務所によると、設計前の現時点では完成時期や事業費は未定という。同通りの都市計画変更から23年。長年懸案だった渋滞解消に向けた道路整備へ動き出す。