とちぎテレビは4月1日、開局25周年を迎える。更新を意味するアップデートからキャッチコピーに「アプデ!」を掲げ、番組をリニューアルしたり、記念特番を放送したりなどさまざまな企画を打ち出す。

 夜のニュース番組は同日から、タイトルを「とちテレNEWS9」に一新。演出面の強化や地域情報の充実を図る。夕方の情報番組「イブ6+」では、県内25市町の隠れた魅力を発信する新コーナーを始める。

 新番組として同9日から、「U字工事と園芸」(火曜午後7時半~同45分)を全12回放送する。同6日には、記念特番「柳田邦男(やなぎだくにお) 生きる力を見つめて」を予定する。鹿沼市生まれのノンフィクション作家の柳田さんを追ったドキュメンタリー番組で、被爆地「ヒロシマ」や東日本大震災の被災地での活動を通して、「人間が生きる力」を問いかける。再放送は同13日。

 このほか、主催事業をリニューアルし、冠イベントも実施する。同社担当者は「県民に一番身近なメディアであるため、原点に戻る気持ちで取り組んでいく」と話している。