県の2024年度組織改編により本年度末で廃止される県総合運動公園内の県公園事務所で27日、閉所式が行われ、約40年の歴史に幕が下ろされた。
同事務所は1948年、県庁に設置された県総合運動場建設事務所が前身。83年に井頭公園(真岡市)の事務所と統合して現在の公園事務所となり、県内9カ所の県営都市公園の整備、管理、運営業務を担っている。
同事務所の閉鎖は県が進める小規模事務所の集約などの一環で、業務は県宇都宮土木事務所に新設する公園管理部に移管される。
閉所式には坂井康一(さかいこういち)県県土整備部長ら同部幹部や各公園の指定管理者が出席。
吉成克弘(よしなりかつひろ)公園事務所長が「多様化するニーズに応えられるよう、これからも快適で緑あふれる都市公園づくりを進めていかなくてはいけない。この重要な使命は公園事務所の歴史とともにしっかりとバトンタッチしたい」とあいさつし、坂井部長と事務所看板を降納した。