帝国データバンク宇都宮支店は12日、女性服製造業の鹿沼縫製(鹿沼市楡木町)が2月8日までに事業停止したと発表した。事後処理を弁護士に一任し、破産手続きの準備に入ったという。負債総額は推定約5千万円。
帝国データバンク宇都宮支店によると、鹿沼縫製は1962年設立。大手アパレルメーカーの下請けで、女性用のジャケットやスカート、ブラウスなどの縫製作業を手がけ、最盛期は年商1億円を超えていた。
近年はアパレルメーカーの主力生産が海外にシフトしたことで受注不振となり、年商が3千万円程度まで落ち込み採算が維持できなくなっていた。受注回復も望めないことなどから事業存続を断念した。