前半39分、自陣ゴール前で競り合う栃木SCのMF大島(手前左)ら=JITリサイクルインクスタジアム

 明治安田J2第3節は9日、各地で4試合が行われ、栃木SCは甲府市のJITリサイクルインクスタジアムで甲府と対戦、2-1で競り勝った。今季初勝利を挙げ、開幕からの連敗を2で止めた。田中誠(たなかまこと)監督はJリーグ初勝利。

 栃木SCは前半11分、左サイドからのクロスにFW大島康樹(おおしまこうき)が頭で合わせて先制。同40分に与えたPKから追い付かれたが、途中出場のFW宮崎鴻(みやざきこう)が後半31分、混戦からゴール左隅にシュートを決めて勝ち越しに成功。最終盤にかけて甲府の猛攻を受けたが、粘り強い守備で1点差を守り切った。

 次戦は16日午後2時から、宇都宮市のカンセキスタジアムとちぎで横浜FCと対戦する。

高強度プレーで再出発

 どん底からの再出発だ。開幕3戦目で連勝中の甲府から今季初勝利を挙げた栃木SC。後半途中出場で勝ち越しゴールのFW宮崎鴻(みやざきこう)は「最高。前半から戦ったメンバーが頑張ってくれた」とチーム一丸を強調した。