準グランプリに輝いた大塚さん=3日午後、都内

 独自のプログラムで制作したアプリやロボットなどを競う「2023年度全国選抜小学生プログラミング大会」が3日、品川インターシティホール(東京)で開かれ、本県代表の那須塩原市黒磯小2年大塚陽葵(おおつかひなた)さん(8)が「みらいカメラ~Take a picture~」を発表し、準グランプリを受賞した。

 グランプリの文部科学大臣賞は宮崎県代表の宮崎市江平小5年上田蒼大(うえだ・そうた)君が選ばれた。

 大会は共同通信社と下野新聞社など加盟する新聞社でつくる全国新聞社事業協議会が主催し、4回目。テーマは「みんなのみらい」で全国から1034組の応募があり、地方大会を勝ち抜いた代表46組が出場した。

 大塚さんは首にかけた小型カメラの前で手を使って四角のフレームを作ると、自動で画像を記録する作品を発表。「大会に向けてプログラミング言語の勉強や発表の練習をしてきた。笑顔で明るく大きな声で話すことを心がけた。頑張ってきたかいがあった」と喜んだ。

 同協議会の関根英樹(せきねひでき)代表幹事は「プログラミングの力をもっと伸ばして、将来いろんなことができるような世の中になるよう力を尽くしてほしい」とコメントした。