「補聴器を正しく活用すれば欠かせない物になる」と話す新田医師=宇都宮市内

「補聴器を正しく活用すれば欠かせない物になる」と話す新田医師=宇都宮市内

 加齢で聴力が衰え補聴器を購入したのに、あまりうまく使いこなせない。高い値段の割に、効果をあまり感じない-。済生会宇都宮病院耳鼻咽頭科の新田清一(しんでんせいいち)医師の下には、年間400人近く、同様の相談が寄せられる。「日本は補聴器発展途上国と言っても過言ではない。正しい方法を実践すれば、なくてはならない物になる」と強調する。3月3日は耳の日。