床版に自由に絵を描く児童ら

 【鹿沼】県鹿沼土木事務所はこのほど、上南摩町に建設中の栗沢橋に上南摩小の児童を招き、アートイベントを開いた。児童たちは舗装前の橋をキャンバスに自由に絵を描いた。

 同橋は県道下日向粟野線八幡前工区の南摩川にかかる。今夏、利用開始を予定し、現在は舗装前で床版がむき出しとなっている。橋長22.5メートル、幅員10メートルの橋面の橋面をキャンバスとした。

 地元の子どもたちに建設業に親しんでもらい、業界の担い手不足解消につなげようと、同事務所などが企画した。同校全校児童14人らは、6色のチョークを手に、地元マスコット「なんまん」や動物などを描き、一面をカラフルに染めた。

 代表児童3人が川と橋の名前を書いた4種の橋名板もお披露目された。「栗沢橋」の板を手がけた3年手塚乃ノ葉(てづかののは)さん(9)は「栗の漢字はまだ習っていないので難しかった。将来自分の子どもたちに自慢したい」と笑顔を見せた。