【宇都宮】子ども食堂や親子が利用する市内の「子どもの居場所」12カ所に牛丼を無償で提供したとして、市は20日、牛丼チェーン「北日本吉野家」(仙台市)に感謝状を贈呈した。
市や市社会福祉協議会などで構成する「宮っこの居場所応援連絡会議」が仲介し、同社は昨年11月から市内の子どもの居場所に計370食の牛丼弁当を配布している。新年度も支援を継続するという。
感謝状贈呈式では、子どもたちが牛丼を食べた際の写真も披露された。同社の小内一茂(おないかずしげ)北関東営業部長(55)は「笑顔が見られてうれしい。小さい頃に慣れ親しんだ味は今後も忘れないと思う」と話した。
佐藤栄一(さとうえいいち)市長は「子どもたちを笑顔にしてもらえてありがたい。行政の手が届かないところに目を向けてもらった」と感謝を述べた。