卓球の第33回東アジアホープス大会日本代表選考会が2~4日、広島県立総合体育館「広島グリーンアリーナ」で行われ、卓桜会の男子・原澤駿太(はらさわしゅんた)(群馬・桃野)、女子・五十畑寿音(いそはたことね)(小山一)が日本代表の座をつかんだ。五十畑は選考会全体で1位となり、アジアユース・世界ユースU15国内選考会の出場権も手にした。本県女子が日本代表に入ったのは昨年の佐久間結生(さくまゆい)(RK studio)に続き2年連続。
このほか、男子で華卓会・佐藤優夢(さとうひろむ)(戸祭)は第1ステージ、女子で同・榎本和奏(えのもとわかな)(姿川二から大阪・貝塚中央)は第2ステージで敗れた。
悔しさ忘れず“先頭”に 原澤・五十畑
宇都宮で味わった悔しさを1年後の広島で晴らした。男子・原澤駿太(はらさわしゅんた)(群馬・桃野)と女子・五十畑寿音(いそはたことね)(小山一)。昨年、宇都宮市体育館での選考会で代表入りを逃した卓桜会の2人(原澤は第3ステージ・五十畑は第2ステージ敗退)が、今回は共に第2ステージ1位で代表入りを決めた。
「去年の悔しさをぶつけ、去年の経験を生かした」。原澤は第1ステージを、5戦全てストレートで片付けた。1位なら即、代表決定となる第2ステージでも全7戦で落としたゲームはわずか2と圧倒。「サーブからの3球目攻撃がよかった」と納得の表情を浮かべた。
五十畑は、昨年敗れた第2ステージで代表権をつかんだ。「練習の成果を出すことができた」と、磨いてきたフォアドライブが威力を発揮し5連勝。6戦目で黒星を喫したが「最終戦で勝てば(1位の)可能性がある」と、気持ちを切り替えて勝利をもぎ取った。第2ステージ1位の3人による第3ステージでも1位となり、全体1位としてアジアユース・世界ユース国内選考会への出場権までつかんだ。
中国・上海で予定される東アジア大会での目標はともに「団体、個人とも優勝」。選考会上位通過の2人が代表チームの先頭に立って卓球王国に乗り込む。