帝国データバンク宇都宮支店は19日、クリーニング店経営の三ッ星(宇都宮市御幸本町)が宇都宮地裁から破産手続きの開始決定を受けたと発表した。6日付。負債総額は約5千万円。
帝国データバンク宇都宮支店によると、三ッ星は1983年設立。「ミツボシクリーニング」の名称で7店の取次店、工場1カ所のクリーニング店を営んでいた。
新型コロナ禍以降、冠婚葬祭の減少などで需要が落ち込む一方で、業界内の競合は激しく、年間売上高は最盛期の半分まで減少した。石油由来洗剤など材料費の高騰もあり採算が維持できなくなり、資金繰りが悪化。1月31日に事業を停止した。