皮の中いっぱいにあんが詰まった「焼き餃子(ぎょーざ)」(5個500円)は一番人気の商品。大きさは10センチほどで、一般的な餃子の約2倍。食べ応えは十分で白いご飯やお酒との相性は抜群だ。
具材の豚肉、キャベツ、ニラなどは全て国産を使用。丁寧に手包みしている。店主の高橋敦史(たかはしあつし)さん(39)は「どの年代の人でも食べやすいようにニンニクは控えめに作っている」と話す。自宅でも店の味を楽しめる「冷凍餃子」(20個1900円)も取り扱い、地元住民などから好評だという。
年配者を気遣って油の量を調整しているチャーハンや、王道のマーボー豆腐も人気。ランチタイムには油淋鶏(ゆーりんちー)などのメイン料理にスープや杏仁(あんにん)豆腐などが付くお得なセットも提供している。
高橋さんは高校卒業後、東京都内の中華料理の老舗「銀座アスター」で約10年間修業を積んだ。その後地元へ戻り、店をオープンさせた。東武日光線新大平下駅東口の「プラッツおおひら」内に店を構えアクセスは良好だ。
来年は開店15年を迎える。高橋さんは「多くの常連さんに支えてもらい感謝している。愛されているこの場所で続けていきたい」と話している。
▼メモ 栃木市大平町富田558の11。午前11時半~午後1時半、午後5時半~8時半。月曜定休。不定休あり。(問)0282・44・0909。