中がとろりと柔らかなたこ焼きに、甘辛いソースとさんしょうを使ったオリジナルのマヨネーズが食欲をそそる。
店は昨年9月、世界遺産「日光の社寺」門前町の日光街道(国道119号)沿いにオープン。日光の観光地では珍しいたこ焼き店だ。
看板メニューの日光焼は、関西風のたこ焼きに地元老舗店のさんしょうを使ったオリジナルマヨネーズとたまりしょうゆのソースが特徴の日光らしい一品。
オーナーの原田皓志郎(はらだこうしろう)さん(39)は「えぐみを出さず、さんしょうがピリピリし過ぎないよう、試行錯誤した。子どもから大人まで喜んでもらえる味だと思う」と自信をのぞかせる。
インバウンド(訪日客)を見据え「外国の人は、照り焼きの味が好きなので甘辛さを意識した」というこだわりも。外国人客にはあまりなじみのないさんしょうの味も好評だという。
ほかにも、ゆずポン酢や塩七味などのたこ焼きメニューをそろえる。
原田さんは「日光らしいたこ焼きなので、観光の際のおやつに立ち寄ってほしい。また、地元の人にも食べてもらえたらうれしい」と話した。
▼メモ 日光焼は5個730円、7個970円▽日光市下鉢石町795の1▽営業時間 午前11時~午後5時(日によって変更あり)▽不定休▽(問)070・1411・5588。