2024年度県一般会計当初予算案は、新型コロナウイルス対策費の縮小などで総額は3年連続で減少したが、高齢化に伴う医療福祉関係経費の増加や県税収入の減などにより財源不足額は89億円に上った。財源不足は23年度当初比で4億円増え、3年ぶりに増加へ転じた。不足分は県の貯金に当たる財政調整的基金(財調)を取り崩して対応する。24年度末の県債残高は1兆1422億円と前年度を281億円下回る見通しだが、後に国から補填(ほてん)される臨時財政対策債(臨財債)を除くと113億円増加する。臨財債以外の債務は今後も増加が見込まれ、財政状況はさらに厳しさを増す。
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