カツ丼

バンクを背景に立つ相田店長

カツ丼 バンクを背景に立つ相田店長

 宇都宮競輪場で一推しの勝負メシ、「カツ丼」(750円)。うどん鉢のような大きな丼に、これでもかと県北産コシヒカリのご飯を詰め、手のひらサイズの卵とじの豚ロースカツがどーんと横たわる。普通盛でも特盛サイズのボリューム感だ。「卵は、だしをしっかりと取った甘めの味付け。固さはお客さんの好みに合わせて仕上げます」と、店長の相田美佐恵(あいだみさえ)さん。「大一番のレース前に注文する人も多いですよ」

 レストランは同競輪場が改修リニューアルした2009年に新設。ガラス張りの開放的な窓からはレースの舞台となるバンクが一望できる。店内には選手のサインやカラフルなユニホームが飾られ、気分を高めてくれる。勝負にちなんだカツメニューには、カツ煮定食(800円)やカツカレー(950円)も。競輪場らしく昼飲みメニューも豊富だ。

 八幡山公園に隣接し、親子連れの来店も多く、お子さまランチ(500円)やキッズスペースもある。「気取らず、お母さんの食堂のような雰囲気を心がけています。おじちゃんたちにはおなかを満たし、万車券を取ってほしいね」とエールを送る。

 ▼メモ 宇都宮市東戸祭1丁目2の7、宇都宮競輪場内。午前10時~午後4時(閉店時間は日によって変動、ナイター競輪時は夜まで)。不定休(競輪場の閉場日に準ずる)。(問)028・643・2575。