「大谷グラブ」を使ってキャッチボールを楽しむ児童

 【足利】米大リーグの大谷翔平(おおたにしょうへい)選手から全国の小学校に贈られたグラブが、大月町の足利中央特別支援学校小学部(95人)にも届き、同校体育館で26日、お披露目会が行われた。

 グラブ3個は10日、同校へ到着。児童に知らせると、「使ってみたい」と目を輝かせたため、お披露目会を企画した。

 野球や大谷選手を知らない児童もいるため、教諭が動画などを使って大谷選手の活躍ぶりを紹介。その後、児童代表の3人が教諭からグラブを受け取り、別の児童代表が「ありがとうございました」と大谷選手に向けて感謝の言葉を述べた。

 児童たちは早速、キャッチボールにも挑戦した。低学年や車いすを利用する児童も代わる代わるにグラブをはめ、教諭を相手にボールを投げたり、捕球したりした。3年生男子児童の一人は「ボールを投げる大谷選手をテレビで見るのが好き。グラブは柔らかくて、キャッチボールは楽しかった」と笑顔をみせた。

 グラブは校内に展示し、休み時間などの際に自由に使ってもらう方針という。