第65回栃木県郡市町対抗駅伝ドキュメント
28日午前9時30分号砲
第65回県郡市町対抗駅伝(1月28日午前9時半スタート、宇都宮市のカンセキスタジアムとちぎ)の会場の様子をリアルタイムで更新します。
最終オーダー
出場28チーム中23チームが選手の入れ替えや配置の変更を行った。前回大会で2大会ぶりに王座を奪還した優勝候補の那須塩原Aや、総合2位で復路優勝の宇都宮Aは出場メンバーを変更しなかった。⇒各チームのメンバー表

第16回県小学生駅伝競走特別大会もトラック周回レースで行われ、午前11時半にスタートする。33チームが出場し、1区間1キロの計5区間の合計タイムで競う。レースの模様は下野新聞社の動画サイト「Movemate(ムーブメイト)」でライブ配信する。
午前8時 スタートリスト発表
当日のオーダー変更は3チーム。小山Aは6区間を変更し、鈴木旭人。佐野Bは5区亀山雄暉、10区川鍋和洋が欠場、小山Bは10区間を変更し、田中滉大が入った。
午前8時45分 開会式スタート
前回総合優勝の那須塩原Aが優勝旗と優勝カップを返還。栃木陸上競技協会の板橋一好会長は「次年度以降にもつながる大事な試合。今日の試合が素晴らしいものになるよう期待したい」とあいさつした。

共同体代表を務める下野新聞社の若菜英晴社長は「それぞれ郷土への想いをつないで走ってもらいたい」と選手を激励した。

福田富一栃木県知事は「スタンドの皆さん、選手の背中を押す多くの声援をお願いします」と呼びかけた。

選手宣誓は、佐野市Bチームの高野蒼空選手(佐野附属中)(15)。「チームのため仲間のために精いっぱい走り抜くことを誓います」と力強く述べた。
午前9時過ぎ 号砲を待つカンスタ
会場には観客や関係者が集まりつつある。

午前9時25分 会場周辺
スタジアム近くでは唐揚げやいちご大福、ホットドッグなどを販売するキッチンカーも並ぶ。

午前9時30分 1区スタート
1区がスタートし、いよいよ今年の郡市駅伝も戦いの火ぶたを切った。この区は、今年の箱根駅伝でも出走した那須塩原Aの東泉大河(駿河台大)らが注目だ。



午前9時50分ごろ 1区制した那須塩原A・東泉(駿河台大)のインタビュー
箱根路でも活躍した東泉が1区で区間賞を取った。タイムは14分24秒。「最初からガンガンいこうと決めていた。自分が良いスタートを切れてチームを勢い付けられた」とコメントした。2位は日光市、3位は那須町がつけた。

午前9時55分 2区がスタート
午前10時5分ごろ 2区の首位は松本(真岡A)

9分58秒のタイムで区間賞を手にした松本瑠莉(真岡市A)は、「先頭集団につき、最後で勝負をかけるというプランだった。先輩たちと走る最後のレースで、楽しく走れた」と笑顔をみせた。

午前10時15分 3区スタート

午前10時30分 トラック開催ならでは?
会場では多くのスタッフが大会を支えている。今年はトラック開催のため、残り周回を表示や鐘で知らせるのもスタッフの役割だ。

午10時35分ごろ 大応援団
壬生町は100人以上の大応援団でスタンドに駆けつけた。メンバーは職員や関係者ら。選手が観客席の前を通ると、この日のために町教育委員会が作った小旗を振って声援を送った。町で作った「壬生」と書かれたハッピを着たり、ふくべを持って声援を送ったりと、応援のバリエーションも多彩。
壬生町職員武田潤一さん(45)は「昨年大活躍した、同じ職員のベンジャミン選手に期待しています」


午前10時40分 3区制した鹿沼Aの鈴木にインタビュー
3区をトップでゴールした鈴木景仁(鹿沼市A)は「人生でも初の区間賞でうれしい」と喜びを語った。タイムは14分39秒。2位は足利市A、3位は那須塩原市Aがつけた。

午前10時40分 4区がスタート

午前10時50分ごろ 4区続々ゴール

4区区間賞の若田大尚選手(日光市)は、「区間賞はうれしい。兄と気持ちをつなげられ楽しいレースだった」と話した。

午前10時55分 5区がスタート

午前10時55分 同級生に声援
観客席から「ふぁいとーーーー」の大声援。壬生町7区で出場の大金利久(壬生中)(14)を応援しにきたという。小学校の時の陸上教室が一緒という栃木市の橋爪允紀さん(14)は「ベストを尽くしてほしい」。

午前11時15分ごろ 5区トップの山下(足利A)がコメント
5区は、足利Aの山下航平(帝京大)(22)が、14分41秒で区間賞。「早めにロングスパートをかけて勝負に出た。自分の区間で貯金を作って少しでも上の順位に、という役目を果たせた」

午前11時30分 郡市駅伝は前半終了。県小学生駅伝競走特別大会がスタート
郡市駅伝は前半戦が終了しました。後半戦までのインターバルでは、第16回栃木県小学生駅伝競走特別大会が開催されています。レースの模様は下野新聞社の動画サイト「Movemate(ムーブメイト)」でライブ配信しています。ぜひご覧ください。

前半戦総合順位。首位は足利市A、那須塩原市Aが僅差で追う
前半戦を首位で終えたのは、足利市A。タイムは1時間3分42秒だった。2位は那須塩原市Aで、タイムは1時間3分54秒。3位は宇都宮市Aで1時間4分44秒だった。
長距離選手、エネルギー補給ってどうやってるの?
カロリー消費の激しい長距離競技。選手たちはどうやってエネルギー補給をしているのか。後半戦開始を前に、聞いてみました。
4区区間賞の若田大尚選手(日光市)は、朝ご飯をしっかり食べるようにしているそうです。さらにレースの1時間前にはゼリー飲料「ウイダーinゼリー」でさらにエネルギー補給。「空腹状態にならないようコンディションを整えている」と話していました。ちなみに好きな味は「マスカット」だそうです。
午後0時45分 6区スタート、後半戦も火ぶた
後半戦最初の6区を制したのは宇都宮Aの平山大雅(筑波大)。14分39秒のタイムで区間賞を手にした。ゴール後のインタビューで「ずっと区間2位が続いていたので、区間賞はうれしい」と言葉を弾ませた。「まだまだ優勝を狙えるので頑張ってほしい」と後続にエールを贈るのも忘れなかった。
6区の2位は那須塩原A、3位は足利A。


午後1時10分 7区スタート
7区区間賞は佐野Aの中山大地(佐野市立北中)
8分58秒で7区を制した佐野市Aの中山大地は「区間賞は目標にしていたのでうれしい。ハイペースだったが最後に上げられた」とレースを振り返った。
2位は那須塩原A、3位は宇都宮市B。


午後1時25分 8区スタート

午後1時40分ごろ 8区のトップ選手がゴール
8区は日光市の小又琉神(作新学院高)が15分5秒のタイムで区間賞。「3年間1番を取れずにいたのでうれしい。3年生として負けられないという思いで走った」と、高校生同士のラストスパート対決を振り返った。
2位は那須塩原市B、3位は那須塩原市A。


午後1時50分 9区がスタート


「あやねーーー」と大声で声援を送り続けていたのは、9区を走った真岡Aの長島彩音さんの姉の結衣さん(18)。順位は惜しくも3位だったが、「都道府県対抗駅伝に出場し活躍した妹に期待を込め、母と一緒に大声で声援を送った。これからの活躍に期待したい」。真岡市の駅伝チーム事務局の男性(44)も「最後の周まで自分が先頭に立ちレースを引っ張るという姿が印象的だった」と健闘をたたえた。
午後2時ごろ 9区のトップで萩原がゴール
9区は、芳賀郡の萩原汐音が9分59秒で制した。「初出場で最初は緊張していたが、自分の力を全部出し切れてうれしかった」と笑顔だった。
2位は那須塩原市A、3位は真岡市A。

午後2時10分 最終10区がスタート
第65回栃木県郡市町対抗駅伝は、いよいよ大詰めの最終10区の攻防に入った。上位に前回覇者の那須塩原市A、足利市A、宇都宮市Aなどがひしめく中、勝負の行方はアンカー走者に委ねられた。チームの思いを背負って、各走者が出走した。


10区はベンジャミン(壬生)が首位
最終区は、壬生町のガンドゥ・ベンジャミン(壬生町役場)が制した。タイムは14分23秒。2位は那須塩原市Aの郡司貴大で14分35秒だった。郡司は駒澤大出身。2人とも同時代に箱根で活躍したランナーだ。

ベンジャミン選手は「きつかったが壬生の皆さんの応援が力になった。100%を出し切れた」と話した。

那須塩原市Aが総合優勝
那須塩原市Aが昨年に続いて総合優勝の栄冠に輝いた。タイムは2時間7分41秒。2位は宇都宮市Aで、2時間9分43秒。3位は足利市Aで、2時間10分53秒。
午後3時 閉会式、最優秀選手に那須塩原Aの東泉
総合優勝を果たした那須塩原市Aには、県陸協の板橋会長から表彰状が、下野新聞社の若菜社長から優勝旗が手渡された。
また最優秀選手には、1区区間賞に輝いた那須塩原市Aの東泉大河(駿河台大)が選ばれた。



大会終了

連覇あり、有名選手の力走ありで盛り上がった今大会。選手と観客の熱気が去った後のスタジアムには静けさが満ちた。
観戦した那須塩原市、無職松本武夫( まつもとたけお)さん( 69)は「開催されてよかった。タスキをつなぐのが駅伝という感じはするが、スタジアムに応援の歓声が響き渡ったのはよかった 」。大会結果を伝える下野新聞社の電子号外を見て「 地元那須塩原のチームが優勝は喜ばしい」と微笑んだ。(了)
ドキュメントをご覧頂きありがとうございました。ほかにも大会の様子を写した写真が多数、Web写真館(順次公開)にあります。ぜひご覧ください。