初公開の草雲作3幅などを展示した市民文化財団の所蔵品展

 【足利】幕末から明治にかけて活躍した旧足利藩士の南画家田崎草雲(たさきそううん)作の掛け軸3幅を初公開する「市民文化財団所蔵品展」が28日まで、通2丁目の市美術館で開かれている。ほかにも、人気ゲーム「刀剣乱舞」に登場する刀を鍛えた刀工2人の刀も展示する。片柳孝夫(かたやなぎたかお)館長は「草雲独自の画法の到達点ともいえる作品も初公開した。多くの作品を見てきたが、完成度としてトップレベルだ」と説明している。