剣道女子団体決勝、小山の次鋒・大鹿(左)が出鼻コテを決める=ユウケイ武道館

剣道男子団体優勝の小山

剣道女子団体優勝の小山

剣道女子団体決勝、小山の次鋒・大鹿(左)が出鼻コテを決める=ユウケイ武道館 剣道男子団体優勝の小山
剣道女子団体優勝の小山

 県高校新人スポーツは20日、ユウケイ武道館ほかで剣道、サッカー、ラグビーが行われた。

 剣道団体は小山が14年ぶりに男女優勝。男子の小山は決勝で次鋒の川上毅大(かわかみたけひろ)が唯一1本勝ちを収め、粘る文星芸大付を1-0で振り切った。女子の小山は白鴎大足利を圧倒し、2年ぶり9度目の女王の座に就いた。

 サッカーは2回戦15試合が行われ、佐野日大、国学院栃木、宇都宮白楊、栃木などが勝ち上がり、トップシードの矢板中央を加えた16強が出そろった。

 ラグビーはリーグ戦で作新学院が85-3で宇都宮・宇都宮工・佐野・足利大付の合同チームに圧勝し、初白星を挙げた。

男女で対照的な内容 剣道

 14年ぶりの男女優勝を果たした小山。男子は4連覇を狙う佐野日大との準々決勝から決勝まで接戦を制して勝ち上がる一方、女子は圧倒的な強さで頂点まで駆け上がった。

 男子主将の大関啓太(おおぜきけいた)は「佐野日大戦は苦しかった。目標だった優勝ができてホッとしている」と笑みを浮かべ、勝因については「一人一人が粘り強く戦ったこと」を挙げた。

 女子は決勝で白鴎大足利に1本を奪われたものの内容は圧勝。それでも主将の大河原彩香(おおがわらあやか)は「80点。20点は宇都宮東との初戦で硬くなってしまったこと」と反省を忘れなかった。

 男女とも3月の全国選抜、今夏のインターハイ優勝を見据える。特に女子は昨年ベスト16のメンバー4人が残るだけに期待がかかる。

 鈴木慎太郎(すずきしんたろう)監督は「まだまだ精神力など弱いところがある」と指摘し、「目標に向け一つ一つやっていくだけ」と謙虚だった。