大学入学共通テストは14日、理科と数学の試験が行われ、2日間の日程を終えた。新学習指導要領に伴い、6教科30科目での実施は今回が最後で、来年は教科「情報」が加わり7教科21科目に再編される。栃木県内では8大学9会場で試験が行われ、各会場によると、トラブルや降雪による影響は確認されなかった。
この日の県内受験者数は試験実施順に理科(1)2447人、数学(1)5852人、数学(2)5291人、理科(2)3483人だった。
宇都宮市峰町の宇都宮大峰キャンパスでは午後0時半すぎ、午前の試験を終えた受験生が達成感や悔しさを表情ににじませながら会場を後にした。宇都宮短大付属高3年上村琉唯(かみむらるい)さん(18)は「理系科目が難しかった。やっと受験が終わった感じです」と胸をなで下ろした。
大学入試センターによると、平均点などの中間発表は17日、得点調整の実施の有無は19日、平均点の最終発表は2月5日に同センターのホームページで公表される予定になっている。
病気やけが、能登半島地震での被災などを理由とした追試験や再試験は今月27、28の両日、東京外国語大(東京都府中市)など全国3会場で実施される。