協会けんぽ栃木支部が作成した動画に登場するうさピョン

 中小企業の社員らが入る全国健康保険協会(協会けんぽ)の栃木支部は15日、小学生向けに、将来、生活習慣病にならないための食生活や運動週間を解説したアニメーション動画を作成したと発表した。生活習慣は年齢を重ねるほど改善しにくいとされるため、子どものころから正しい知識を身につけてもらうことが狙い。ユーチューブから視聴することができる。

 動画は約18分。テレビから飛び出したキャラクター「うさピョン」と、小学生の健康ユウタくん、ハルカちゃんのきょうだいが楽しく、おやつの食べ方やスマートフォンとの付き合い方を学ぶ内容だ。

 生活習慣だけではなく、公的医療保険の仕組みも学べる。ジェネリック医薬品の活用や、不要不急の時間外受診の差し控えなど、医療費の無駄を削減するために必要なことも啓発する。

 栃木支部は本年度、同様の内容を盛り込んだ冊子を県内の小学校75校に提供するなど健康教育を推進してきた。一方、栃木県は、次期医療費適正化計画案に「予防のための取り組みは、子どもを含む全ての年代で必要」と盛り込んでいる。

 栃木支部は「将来にわたって心身共に健康的な生活を維持するためにも、学齢期から良い習慣を身につけてほしい。副次的に親世代への波及効果も期待している」としている。

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