国民体育大会(国体)は、国内最大のスポーツの祭典です。県内ではこれまでに2回開かれ、熱戦が繰り広げられました。
県内で初めて開かれた国体は、1980年の「栃の葉国体」です。県総合運動公園陸上競技場で行われた開会式には選手ら約1万9千人が参加しました。
栃木県はサッカーやバレーボールなどさまざまな競技で優勝し、天皇杯(男女総合優勝)、皇后杯(女子総合優勝)を獲得しました。
2022年には「いちご一会とちぎ国体」が開催されました。新型コロナウイルスの感染拡大で20年の鹿児島国体、21年の三重国体が相次いで中止になり、3年ぶりの国体となりました。
カンセキスタジアムとちぎ(県総合運動公園陸上競技場)で行われた総合開会式には約1万8千人が参加。市民による式典演技や航空自衛隊のアクロバット飛行チーム・ブルーインパルスによる祝賀飛行が披露されました。
県内各地で37の正式競技と特別競技が行われ、栃木県は剣道や柔道成年男子など27種目で優勝しましたが、男女総合、女子総合ともに2位でした。
国体の後には全国障害者スポーツ大会「いちご一会とちぎ大会」(障スポ)も開かれ、開閉会式を含めると、両大会で延べ45万6千人以上が来場しました。県の担当者は「全国に栃木の魅力を発信できました」と振り返っています。