【小山】アフガニスタンの政変に伴い日本政府に難民認定され、市内に移住してきた人たちが、市民や民間団体の後押しを受けながら経済的自立や日本語の習得に励んでいる。イベントへの参加を通して地域社会との共生を模索する動きも目立ってきた。
中央町3丁目のまちの駅「思季彩館」で11月25、26の両日開かれた「おやまクラフトビール祭り」。アミリ・ヤシンさん(51)一家8人は、小籠包に似たアフガン料理「マントゥ」やサフランティーなどを販売し、市民らと交流を深めた。
「小山の人たちは優しい」と笑顔を見せるアミリさん。在アフガン日本大使館に約20年間勤務し、主に警護を担ってきた。
だが2021年8月に起きた政変後、日本大使館で働いていたことなどから迫害の危機にさらされ、日本に避難。東京に比べて生活費が安く同郷の人が住んでいるため昨年9月、同僚らと計10家族51人で市内を移住先に選んだ。当初は国などの定住支援プログラムを受けたが、現在は原則として経済的支援はなく、自立の道を歩む。
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