11月22日は県が制定した「とも家事の日」。女性に偏る家事の平等な分担を目指し、県庁で式典やイベントが開かれた。ロゴマークやキャラクターが作られ、動画と写真のコンテストも行うという。
格差の是正は大切だ。そのためには行政による啓発も大切だ。しかし、私は以前と変わらない日々を過ごしている。
私がしている家事と言えば、週に数回の買い出しと子どもたちの食事・弁当作り、洗濯機と食洗機のセット、古新聞や段ボールをリサイクルに出すこと。あとは、いつも何かにからまっているロボット掃除機の“救出”程度だ。家事全体のごく一部に過ぎないと自覚しているが、深夜勤務などの事情もあり現状に落ち着いている。
「とも家事」の掛け声で心が動き、行動が変わる人はどのくらいいるのだろう。やる人は既にやっているし、やらない人はこれからもやらない気もする。いずれにせよ変化を促す「きっかけ」づくり、ということなのかもしれない。