「足利銀行百二十五年史」。銀行の歴史をまとめた資料を手に、35人の行員が、人事部長の話に耳を傾ける。
11月9日、宇都宮市大通り1丁目の足銀の研修センター。今秋、支店長代理に昇進した入行10年前後の行員が、一時国有化を振り返っていた。
バブル期の融資の脆弱(ぜいじゃく)な管理態勢、不良債権処理の遅れ、出資に協力してくれた地元自治体や顧客に与えた大きな損害-。
破綻の歴史を風化させず教訓を継承しようと、足銀は毎年、新入行員などに対する研修で苦難の歴史をひもといている。
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