ブラウンチーズ「ルスカ」の金賞受賞を喜ぶ人見さん(右)と従業員

 【那須】高久乙の「フィンランドの森 チーズ工房メッツァネイト」のブラウンチーズ「ルスカ」が、このほどノルウェーで開かれた国際コンテスト「ワールドチーズアワーズ2023」で最高賞に次ぐゴールド賞を受賞した。生乳からチーズを作る過程で大量に出るホエイを有効利用し、濃厚な味わいと口溶けの良さを追求した成果が高く評価された。本格的に製造を開始したのは昨年9月。初挑戦での入賞に、関係者は「信じられない」と驚いている。

 ワールドチーズアワーズは1988年に始まった世界で最も権威あるチーズコンテストの一つで、今年は43カ国から約4500品が出品された。日本からは50品が出品され、2品が最高のスーパーゴールド賞、ルスカが次点のゴールド賞を受賞。このほか、シルバー賞11品、ブロンズ賞は「チーズ工房那須の森」(那須塩原市戸田)の「那須のブラウンチーズ」を含む8品が入賞した。