香港のスーパーに昨夏、本県産の卵が初めて並んだ。稲見商店(大田原市山の手1丁目)が輸出した高級卵「稲神(いながみ)たまご」だ。
通関の書類作成、市場調査、物流の手配…。初の試みに稲見正之(いなみまさゆき)常務(44)は「やらなきゃよかったと思うほど大変だった」。
足利銀行は、地元大田原支店の担当者がニーズを聞き取り、本店や香港の事務所などと共有。ネットワークを生かし、販路の開拓など課題を一つずつ解決していった。
香港での売り上げは順調。稲見常務は足銀に感謝し、「ここ数年、融資以外のサポートが手厚くなっている」と実感する。
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