内容に重きを置いて今大会に挑む水沼(新潟医療福祉大職)=4月の日本選手権決勝より

今季大きく飛躍を遂げた松下(宇南)=8月の全国高校総体より

内容に重きを置いて今大会に挑む水沼(新潟医療福祉大職)=4月の日本選手権決勝より 今季大きく飛躍を遂げた松下(宇南)=8月の全国高校総体より

 競泳のジャパンオープン(OP)は30日、東京アクアティクスセンターで開幕し、本県からは真岡市出身の水沼尚輝(みずぬまなおき)(新潟医療福祉大職)や松下知之(まつしたともゆき)(宇都宮南高3年)ら男女6人が出場する。今大会は年内最後の主要レース。来夏のパリ五輪出場を見据え、国内選考争いで現在地を探る大会にもなる。

 水沼は今月行われた日本社会人選手権に出場し、男子100メートルバタフライで優勝した。自身に合う泳ぎを模索してきた今季。大会では「上半身と下半身のスムーズな連動」を意識しながら、腹部に向ける感覚を修正。手応えをつかんだ。同種目で日本記録(50秒81)更新を狙って取り入れた「大きくしなやかな泳ぎ」は「うまくはまってきた」という。