第54回明治神宮野球大会第5日は19日、神宮球場で高校の部準決勝など4試合が行われ、本県の作新学院(関東)は8-6と関東一(東京)に競り勝ち、県勢初の決勝進出を決めた。
作新学院は6-6で迎えた八回、先頭・菅谷峻汰(すがやしゅんた)の右越え本塁打で勝ち越し。さらに小川亜怜(おがわあれん)の適時内野安打で1点を加えた。
2-6とされた四回途中から登板した2番手の石毛虹晴(いしげこうせい)が好救援。七回からエース小川哲平(おがわてっぺい)につなぎ、相手打線を五回以降2安打無得点に抑えた。
星稜(北信越)は16安打の猛攻で豊川(東海)を五回コールド15-3で下した。
大学の部準決勝は青学大(東都)が4-3で富士大(東北)を、慶大(東京六大学)が5-1で日体大(関東2)を破り、それぞれ決勝へと駒を進めた。
大会最終日は20日、同球場で高校、大学の部の決勝が行われ、高校の部は午前10時から行われる。
粘りが生んだ団結力
九回裏1死一、二塁。小川哲平(おがわてっぺい)が内野ゴロ併殺で試合を締めると、ナインは拳を突き上げて喜びを爆発させた。最大4点差をはね返し、関東一(東京)に逆転勝ちした作新学院。小川哲は「点差が開いても全員が諦めなかった」と誇った。
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