自動車部品製造のムロコーポレーション(宇都宮市清原工業団地、室雅文(むろまさふみ)社長)は13日、2023年9月中間連結決算の業績予想を上方修正し、5月公表の前回予想に比べ、経常利益が約2・4倍の13億4800万円、純利益が約2・3倍の9億1600万円になると発表した。売上高は2・2%増の119億7100万円の見通し。

 円安進行に伴う為替差益が3億2300万円発生したほか、製品への価格転嫁や売上原価改善の取り組みなどが奏功し、利益を押し上げた。

 中間期の予想を踏まえ、24年3月期の連結業績予想も上方修正した。売上高は1・5%増の244億9500万円、経常利益が71・3%増の19億6800万円、純利益は63・2%増の12億円を見込む。