新鮮な魚が気軽に味わえる「握り寿司」

新鮮な魚が気軽に味わえる「握り寿司」

 肉厚なホタテに、鮮やかなマグロの赤身。一目で上質な素材を使っていることが分かる。サバは3時間かけて締め、玉子も店で焼き上げている。すし8貫と巻物に加え、サラダや小鉢などが付くランチの「握り寿司」(1500円)は職人の技が気軽に楽しめる人気メニューだ。

 魚は料理長の森田順(もりたじゅん)さん(51)が毎朝市場に足を運び、長年の経験に裏打ちされた目利きで仕入れる。シャリは県産コシヒカリ。1回の食事として満足してもらおうと、ランチは夜よりもやや大きめに握っているという。酢は鳥取県の老舗店に依頼し、独自調合した特注品を使っている。

 すしをメインにした日本料理店で、9月に下戸祭から利便性の高い街なかへ移転してきた。まずはどんな店か知ってもらうため、お得なランチを提供しているそう。夜は落ち着いた空間で、新鮮な魚と豊富な日本酒をじっくりと味わえる。

 「うちのような店は魚とお酒がうまくて当たり前。その上でお客さんの求めていることを見極めていきたい」と森田さん。この地でどんな店になっていくのか楽しみだ。

 ◆メモ 宇都宮市二荒町9の1 新世界ビル1階▽営業時間 午前11時半~午後2時、午後5~10時▽定休日 水曜▽(問)028・666・5476