エンジニアリング商社の藤井産業(宇都宮市平出工業団地、藤井昌一(ふじいしょういち)社長)は8日、2023年9月中間連結決算の業績予想を上方修正した。5月公表の前回予想と比べ、売上高は4・9%増の409億円、経常利益が60・7%増の24億1千万円、純利益は70・0%増の15億3千万円となり、いずれも中間決算としては過去最高を更新する見通し。
今夏の猛暑の影響でエアコン商材の販売が増加。電設資材事業などが当初予想を上回り、好調に推移した。売り上げ増に加え、資材高を見据え商材を先行して調達したことなどから、原価が改善され、利益を押し上げた。
24年3月期の業績予想については、受注中の案件などを勘案し、前回判断を据え置いた。