野木町の真瀬宏子(ませひろこ)町長(77)は6日、町役場で記者会見し、任期満了に伴い来年8月に行われる町長選に無所属で立候補すると正式に表明した。
真瀬氏は現在4期目。5期目を目指すことについて「新型コロナの影響で(施策が)未完成のまま4期目を終えるという思いが拭えない中、後援会からも全面的な支持を受け、新たな意欲が湧いた」と説明。年齢については「体力的にはやり抜ける。頑張りたいという決意が勝っている」と強調した。
一方で「この2年間、『町のためになる人なら』という思いで後継者を探したのは事実」とした上で「困難な時代で、なかなか引き受けてもらえなかった」と後継候補擁立ができなかったことを明かした。
これまでの実績についてデマンドタクシー運行や、18歳までの医療費無料化、総合サポートセンター設置などを挙げた。5期目に向けては「子どもから高齢者まで住みやすい、全世代型のまちづくりを目指す」とした。
自身のほかにも出馬に向けた動きがあることに触れ「今までで一番困難な選挙になると思う」と述べた。真瀬氏は県立高美術講師などを経て、2008年8月に初当選した。