電子・光学材料製造のデクセリアルズ(下野市下坪山、新家由久(しんやよしひさ)社長)が1日発表した2023年9月中間連結決算は、売上高が前年同期比14・8%減の495億9500万円、経常利益が26・5%減の135億6900万円、純利益が24・0%減の94億7500万円の減収減益だった。
新型コロナウイルス禍で需要が拡大したノートパソコン、タブレット端末などの反動減に伴う顧客の在庫調整の影響で、23年1~3月に部品の販売が伸びなかった。需要は回復しきれておらず、スマートフォン向けのセンサーモジュールも顧客の生産遅れの影響を受けた。売り上げの減少が利益に響いた。